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読書が趣味って言いたい

元・大の読書嫌いが綴るあなたを読書好きにするブログ

家族という病

こんにちは、ゆちこです!

 

今日はこんな本を読みました。

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下重暁子 家族という病

 

著者はよく人にこう質問をするらしい。

「家族のこと、よく知ってる?」

大抵の人は何故そんな質問をするのか首をかしげるけれど、

仲の良い家庭で育ち良好な家族関係を築いてきた人にとっても、

家族を理解するのは難しいことであるようです。

 

それは、家族とは「家族」いう枠にとらわれた他人に過ぎないから。

 

筆者は家族が一個人としてあるべきはずが、

父母子などそれぞれの役割を演じているに過ぎない現状に、

否定的な見解を述べています。

なかなか厳しい意見を含め、簡単に抜粋しますと…

 

①子離れ出来ない親は見苦しい

親離れ・子離れが出来ない原因は親にある。

親は自分がいなくても子は生きていけると思えない。

この場合、子供が女性の場合は勝手に巣立つことが多いが、

男性の場合は母親に依存し続ける傾向があるらしい。

世に言う、マザコンってやつですかね。

 

②家族の距離が過度に近いとつまらない人間になる

大人になって会話の内容が家族の話ばかりの人は、

つまらない!他に興味を持てない人だと一刀両断。

逆に仲の悪い家庭の中で育った子はまっとうに育つと言います。

これって親のようになるまいと反面教師になり、

早くに自立するからでしょうか。

そして家族的には恵まれなくても、

自分に正直に生きた人は幸せであると結んでいます。

 

家族がそれぞれの役割を演じることなく、

個を尊重し適度な関係性を保てたら…

子も親から自然と離れ、親も子に執着しない。

最近問題になってる親子の依存関係も、

こうした距離感が上手く取れないから陥ってしまうと言われています。

 

この本が多くの人の共感を呼び、30万部以上のベストセラーになったのも、

「家族」という枠の中に悩みを抱えている人が多いからではないかと思います。

よく耳にするアダルト・チルドレン

大人になりきれず社会に適応できない人のことを言いますが、

このような人も家族関係が大きな原因とのこと。

 

生きていく上で土台となる家族の世界。

「父」としての役割を担っている人

「母」としての役割を担っている人

「子」としての役割を担っている人

また、これからその役割を担う人・・・

 

それらの役にとらわれることなく生きていくために、

この本を参考にしてみるといいかもしれません。